在籍クラス

出願時に選択できるクラスについて

本コースでは、出願時に入学を希望するクラスを選択できます。選択できるのは、入門クラスと基礎クラスです。自身の専門や日本語能力をもとに、内諾教員と相談の上、出願を希望するクラスを選んでください。
出願後、希望クラスを変更することはできません。

入門クラス

週6時間の日本語科目および活動を提供します。加えて、理系研究科を希望する学生は、専門科目の聴講や研究室活動を週4時間行います。文系研究科希望者には、論文作成科目のほかフォローアップによる支援を行い、将来的に必要となる学術日本語能力向上を支援します。

基礎クラス

週10時間30分の基礎学術日本語科目を提供します。研究活動で必要となる4技能(読み・書く・聞く・話す)を学び、総合的な学術日本語運用能力を身につけます。また、日本語科目の授業時間と重ならない範囲で、研究科の授業の聴講や研究指導を受け、大学院進学に向けた準備を行います。

応用クラス

週10時間30分の学術日本語科目を提供します。基礎クラスで身につけた日本語能力を応用し、より豊かで適切に表現する能力を身につけます。応用クラスの科目を通して、自分の研究に対して、より実践的な文章作成技能やコミュニケーション技能などを身につけることができます。
※応用クラスは、基礎クラスを修了した学生のみ選択できます。

カリキュラム

クラス別授業科目一覧

クラス 科目 内容
入門クラス 学術日本語語彙 学術的な文章を読解,作成するために必要な漢字,語彙を学ぶ。
学術日本語文法 学術的な場面で広く使われる基本的な書き言葉を学ぶとともに,N2レベルの文法項目の運用能力を身につける。
学術日本語聴解 話の大まかな内容やおおよその意見を聞き取り,要点をつかむ。
日本語コミュニケーション 相手とのコミュニケーションを通じて,自分の考えや意見を相手に効果的に伝える。
日本語論文作成入門
※文系研究科希望者(理系研究科希望者も出席可)
一般的な話題に対して,自分の意見などを根拠を挙げて説明する能力を身につける。
学術日本語補講
※文系研究科希望者(理系研究科希望者も出席可)
ティーチングアシスタントと学習内容のフォローや補足的なニーズに応じた学習支援により,学習内容の定着を強化する。
基礎クラス 学術日本語表現Ⅰ 研究課題を決めるために必要な「考え方」のトレーニングを行うとともに,研究計画書・論文の構成や表現などを身につける。
学術日本語表現Ⅱ 日本語で学術な文章を書くために習得しておくべき語彙,文型,表現,論文構成,展開パターン,事実・意見の提示,論証の方法などを学ぶ。
個別研究Ⅰ 大学院出願のために,学術的日本語表現だけでなく研究テーマの設定,構成などの研究計画書の基本的な書き方を身につける。
日本文章力Ⅰ 論述的な文章から内容の展開と文章の構成を読み取り,論理的な文章が書けるよう訓練をする。
コミュニケーションスキルⅠ 学生生活のほか,ゼミ発表やディスカッションにおける意見の述べ方や質疑応答の仕方など,円滑なコミュニケーションをとるために必要となる表現・口頭表現技術を学ぶ。
学術文章読解 各自の専門分野の論文などを自力で読むための基礎的読解力を身につける。
基礎・応用クラス 共通科目 アカデミック・リスニング 大学院の講義を効果的に理解するための総合的な能力育成を目指し,講義理解のストラテジー(方略)を学んだ後,実際に講義ビデオを見て,重要な部分を意識しながらノートをとる練習をする。
口頭表現演習 大学院入学試験など学術的な場面で十分に対応できる口頭表現能力,ならびにマナーを習得する。
応用クラス
※基礎クラスを修了した者のみ選択可能
学術研究演習 専門の内容を分かりやすく説明するために必要な発表技術を身につける。発表資料の作成や発表で用いられる言語表現を学ぶ。
個別研究Ⅱ 大学院入試の出願のために研究計画書の内容を再検討し、専門性および学術性の高い研究計画書を作成する。口述試験に向けて、研究計画書の説明能力を高める。
コミュニケーションスキルⅡ 専門性の高い場面で、日本語で円滑にコミュニケーションするために口頭伝達技術を身につける。自分の言いたいこと適切に伝える表現や方略を学ぶ。
進学支援指導 大学院入試での筆記試験のために、自分の専門に関する話題や資料に基づき、論じる能力を身につける。身につけた学術日本語表現を用ながら、専門分野について、さまざまな論述文を作成する。
日本語文章力Ⅱ レポートや論文を書くために、構成や文法などの言語知識を学ぶ。専門に関する文献を読み、学習した内容をもとにレポートを作成する。

開講授業紹介