オンラインコース(JV-Campus)

2025年度岡山大学オンラインコース履修者募集要項

趣旨

本プログラムは、日本文化に関心を持つ海外の学生に対し、本学および日本について理解を深めてもらうことを目的として完全オンデマンド形式のオンライン授業として開講するものです。

対象者

  • 高校卒業以上の学歴を有すること。
  • コースの内容を理解し、最後まで履修を完了する意思があること。

コース

以下の4つのコースから選択可能です。各コースともオンデマンド形式の授業(約35分×14回)です。
履修者は、下記の履修期間に選択したすべてのビデオを視聴し、課題等を提出します。
履修要件はありませんが、Course1から順に履修することを推奨します。
各コースの詳細はシラバスを参照してください。

履修期間

2026年2月15日~3月31日

使用言語

日本語および英語(映像は英語字幕付きですが、一部、AI自動翻訳の箇所がある場合があります。)

Course1: 瀬戸内海の芸術作品が示す社会課題  シラバス1

このコースでは、瀬戸内地域における直島を拠点とした地域活性化の取り組みを取り上げ、1980年代以降、現代アートと文化プロジェクトが地域社会をどのように変革してきたかを探究します。アーティスト、住民、専門家の証言や映像講義を通して、アートが人口減少、人権、文化保存、環境問題にどのように関わっているかを考察します。インタビューや研究分析、映像資料などを活用し、アート主導の地域づくりが社会に及ぼす影響について批判的に検討します。

Course2: 領域を横断する芸術作品へのアプローチ~SDGs課題を提示する事例から シラバス2

このコースでは、アートが学際的な協働を促し、SDGsに関わる社会課題にどのように取り組むかを探究します。国吉康雄の活動と思想、ハンセン病回復者の作品保存、震災後の文化財修復、北岡山での国際芸術祭などを通して、アートが民主主義、人権、教育、地域再生とどのように結びつくかを、多様な証言と資料をもとに考察します。

Course3: 瀬戸内瀬戸内のアート運動を循環型社会の創造に向かわせるもの シラバス3

このコースでは、瀬戸内の文化・芸術を通じた地域活性化の事例研究を発展させ、アートプロジェクトが社会課題にどのように取り組むかを考察します。香川県直島のベネッセアートサイトを中心に、その社会的側面を検討するとともに、瀬戸内地域全体における文化資源の保存の現状と今後の課題を探ります。

Course4: 岡山・瀬戸内(備讃)のアートを巡る対話と探求 シラバス4

本コースは、瀬戸内地域のアートと現代社会に関するシリーズの最終編です。前のコースで得た知見を基に、編集された証言や資料に触れ、アートと社会課題の関係を多様な立場や地域背景、個人的経験から考察します。

募集人数

各コース20名
※応募者が募集人数を超える場合は、本学の協定校(partner institutions)の正規課程に在籍する学生を優先します。

受講料

本学の協定校に在籍する学生は無料です。

成績評価基準及び証明書

成績評価基準

課題として、この講義に関わるレポートの提出。担当の教員が個別にレポートを採点します。

評価区分

【F】評価は、「映像から自分なりの気づきを得た感想程度のレポートである」こと。 
【C】評価は、「自分で得た気づきに批判的な問いを立てられる」こと。
【B】評価は、映像作品を通して、総合的な批評をしている」こと
【A】評価は、映像作品以外の外部情報を自ら取材し、仮説を立てられている」こと。
【A+】評価は、仮説を検証し、創造的に仮説を再提示している」こと。

レポート得点分類

  1. 映像(25分)毎のレポート:4項目×2点×28本 (A5用紙1枚程度) 
    (1)〜(4)の項目をそれぞれ2点満点で採点し、合計点数を4で割る。
  2. コンテンツごとのレポート:4項目×4点×14本 (A4用紙1枚程度)
    (1)〜(4)の項目をそれぞれ4点満点で採点し、合計点数を4で割る。
  3. 科目末のレポート:50点 (A4用紙3枚程度)

ただし、皆さんから提出いただいたレポートの満点は162点満点となるため、合計得点×0.62が成績評価となります。
小数点以下は小数点第一位で四捨五入となるため、ご注意ください。

Check!

すべての履修者に対し、2026年4月末頃に成績証明書を交付します。
コース修了者が本学の学部課程に入学した場合、本コースは既修得単位(各コース1単位)として認定可能です。

履修に関する注意事項

  • オンライン授業においても、シラバス記載の要件(課題・試験等)を満たす必要があります。
  • オンデマンド授業であっても、指定された受講期限内に授業を視聴し、課題を提出しなければなりません。
  • 授業の視聴・課題提出期限を過ぎた場合、いかなる理由があっても原則として受理されません。
  • オンライン授業において録画・録音・教材の無断転用は禁止されています。

同意事項

申請者は、以下の事項を理解し、同意する必要があります。

  • 大学のオンライン授業に関する規定・指導に従うこと。
  • 授業録画や教材を無断で転用しないこと。
  • シラバスを確認し、授業内容・課題・履修条件を理解していること。
  • 成績評価方針(評価方法・出席要件等)を理解し、同意すること。
  • 学部課程の授業であることを理解したうえで受講すること(大学院生の場合)。
  • 指定された受講期間内に授業を受講し、課題を提出しない場合は、成績がF評価となることを理解していること。

申請手続き

申請書の提出

オンラインコース参加申請書 Application for Online Course Registration」に必要事項を記入し、メールで下記の「提出先」に提出してください。

  • 提出期限
    2026年1月16日(金)
  • 提出先
    岡山大学学務部国際教育推進課
    Email: OU-program●adm.okayama-u.ac.jp
       ※●を@に置き換えてください。

審査・承認

申請内容を確認のうえ、1月30日(金)までに、履修の可否を通知します。

その他

  • オンライン履修の承認は、当該学期のみ有効です。次学期以降も希望する場合は再申請が必要です。
  • 岡山大学が必要と判断した場合、追加資料の提出を求めることがあります。

 

このページに関するお問い合わせ先
岡山大学学務部国際教育推進課 OU-program●adm.okayama-u.ac.jp
※●を@に置き換えてください。