米国務省「重要言語奨学金(CLS)プログラム」は、国家安全保障や経済発展の観点から重要な役割を果たす、ロシア語や中国語など世界15言語の人材養成を狙いに、米国務省が実施しています。国内では2010年に受け入れがスタートし、同プログラムは国際教育・交流を専門とする米非営利団体American Councils for International Education(アメリカン・カウンシルズ)によって運営されています。

本学は、CLSプログラムの派遣先に国立大学として初めて採択され、夏季の6月から8月における8週間、米国務省により選抜された全米トップクラスの大学生・大学院生26人が⽇本語と⽇本⽂化に関する集中講義を受ける一方、本学が推進するSDGs(持続可能な開発⽬標)をテーマに、岡⼭県内の⾃治体・企業などの協⼒を得て実施されるさまざまな課外活動にも参加します。

プログラムで実施される異⽂化交流を通じて、両国間の学生がより視野や⾒識を広げ、多角的に物事をとらえ思考する力を養うことが出来、同時に、CLSプログラムに関わりを持つ、本学教職員、さらには県内の企業・団体の方々にとっても、CLS学生、そして米国(国務省、大学・研究機関等)との将来にわたる関係構築の機会は、 SDGsという相互接続的な目標に取り組む上でも重要で、北米地域におけるさまざまな関連の学際的・分野融合的な研究・協働の機会創出に寄与するものと期待されています。

CLS学生・関係者全員での記念撮影

「茶の湯」を体験する留学生

松琴寺での集合写真