浦田 凜穂(法学部)
| 氏名 | 浦田 凜穂 |
|---|---|
| 所属 | 法学部 |
| 宿舎 | 桑の木留学生宿舎 |
| 入居期間 | 2024年4月~2025年9月 |

応募したきっかけ
友人がシェアハウスに入居しており、私も何度か招待を受けて留学生と交流する機会がありました。その経験を通して、もっと留学生と関わりたいと思うようになりました。国際学生シェアハウスへの入居も考えましたが、より多くの留学生をサポートできる環境で活動したいとの思いと、イベントの企画・運営が好きだったことからRAに関心を持ちました。さらに、2025年9月から留学を予定していたため、その前に異文化に触れる経験を積み、日常的に英語を使う機会を持ちたいと思い、RAへの応募を決めました。
桑の木宿舎の雰囲気や日々の生活
1階の共用スペースでは、ピアノの音色や楽しそうな笑い声が響き、常ににぎやかな雰囲気でした。居室の廊下を通れば各国の料理の香りが漂い、まるで海外にいるような気分を味わえました。日々の生活では、すれ違うときに軽く会話を交わしたり、共用スペースで卓球をしたりして、自然に留学生と交流することができました。一方で、シェアハウスとは異なり完全個室なので、落ち着いて生活することもできます。また管理人さんは皆さんとても親切で、RA業務のサポートはもちろん、日常生活で困ったことも気軽に相談できたので、快適に過ごすことができました。
RAをして良かったこと
1つは、イベントを企画・運営する中で「みんなが興味を持ってくれるのはどんな内容か」「どうやって魅力を伝えたらいいか」を考える経験ができたことです。国際教育推進課の方からアドバイスをいただきながら、RAの仲間と一緒に工夫できたのはとても貴重でしたし、将来社会に出てからも役立つ力になると思います。
もう1つは、留学生と一緒に生活する中で、価値観の違いに戸惑ったり、自分の当たり前が通じないことに気づけたことです。その中で、自分の考えをきちんと伝える大切さを学ぶことができ、留学に向けて良い準備になったと感じています。

大変だったこと
1つは、イベントの当日、参加者が1人だけになってしまったことです。そのときは参加していたRAで協力し、臨機応変に内容を変更して、学生がやりたいことを全部体験できるように工夫しました。結果的にとても楽しんでもらうことができ、少人数ならではの充実した交流になったと思います。
もう1つは、1人で救急対応をしたときに、医療用語が分からず病院とのやり取りに苦労したことです。それでも、学生が安心できるようにジェスチャーや優しい表情を心がけて対応したことで感謝してもらえ、これをきっかけに仲良くなることもできました。


学んだこと
RAは国際教育推進課や管理人さん、留学生など、たくさんの人と関わる機会があります。その中で、メールを早くわかりやすい形で返信することや締切を守ること、今後のRA業務に役立つ報告書を作成することなど、社会人になってからも必要な基本的なスキルを身につけられたと思います。
また、宿舎で生活する中では留学生との価値観の違いからトラブルになることもあるので、自分の意見をしっかり伝える力も自然と鍛えられました。
RAの経験が与えた影響
良くも悪くも毎日いろいろなことが起こる宿舎での生活を通して、すばやく臨機応変に行動できるようになったと思います。また、RAの通常の業務であっても初めてのことばかりでうまくいくか不安なことも多かったのですが、「とりあえずやってみよう」という気持ちで取り組むうちに、失敗を恐れずに対応する力も身についたと思います。さらに、宿舎では留学生の入退去が目まぐるしく、次はもう会えないかもしれないという気持ちから、一瞬の恥じらいや不安を乗り越えて、自分から話しかける勇気も持てるようになりました。

この経験をどのように活かしていきたいか
まずは直近に控えている留学で、RAの経験を通して身につけた「自分から話しかける勇気」を活かし、たくさんの人と交流して世界を広げたいと思います。そして、留学でも社会人になってからも失敗することはあると思いますが、そのときは完璧を目指すのではなく、相手に寄り添う姿勢を大切にしつつ、自分の意見をしっかり伝えることで、より良い関係を築いていきたいです。
後輩へのメッセージ
RAは、日本にいながら多いときには100人近い留学生に囲まれて生活できる、とても貴重な機会です。私は「留学生と交流したい」「イベントを企画・運営してみんなに楽しんでもらいたい」「新しいスキルを身につけて成長したい」という欲張りな思いを胸にRAに挑戦しました。ですが全部叶えることができたと思います。
この中のどれか1つでも当てはまる人なら、きっと挑戦して後悔することはないはずです!私は4年の前期に入居して留学も控えていたため、半年しか活動することができませんでした。だからこそ「もっと早く挑戦しておけばよかった」と感じています。RAはシェアハウスに比べると、留学生と日常的に関わる時間は少ないかもしれませんが、イベントなどを通して自分次第でいくらでも広げることができます。そんな可能性にあふれたRAの一員として、あなたも活動してみませんか?
