お知らせ
学生二人が日本代表として世界ユースサミット「次世代リーダー・グローバルサミットOne Young World 2019」に参加
本学法学部3年の松本颯太さんと医学部1年の喜舎場朝基さんが、英国のロンドン市で10月22日~25日に開催された世界ユースサミット「次世代リーダー・グローバルサミットOne Young World(OYW)2019」に日本代表団の一員として参加しました。本学は、2015年タイ・バンコク市で開催されたサミットから公式パートナーとして参画し、毎年2人の学生代表と、オブザーバーとして横井篤文副学長(特命(海外戦略)担当)を派遣しています。本学の出場は、15年のタイ・バンコク市、16年のカナダ・オタワ市、17年の南米コロンビア・ボゴタ市、18年のオランダ・ハーグ市に続いて5大会連続です。
今回のサミットは、事前の9月18日に東京のJT本社ビルにあるJTアートホール・アフィニスで日本代表団壮行会を開催したほか、10月22日にイギリスのヴィクトリア女王の夫アルバート公に捧げられたロンドン最高峰の演劇場として知られる「ロイヤル・アルバート・ホール」で開会式が催されました。イギリスのメーガン妃(サセックス公爵夫人)を始め、イスラム教徒として初のロンドン市長であるサディク・カーン氏らが出席するなど、イギリス王室も積極的に関わり、国を挙げての歓迎行事が開かれました。
松本さんと喜舎場さんは、全体セッションやワークショップ、ネットワーキング(交流会)などに参加。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を枠組みとしながら、気候変動から戦争と平和、教育、人権、リーダーシップ、グローバルビジネスなど、多岐にわたるディスカッションを行いました。全体セッションでは、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士を始め、「Sustainable Development(持続可能な開発)」の起源といわれる1987年の国連の「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」委員長であったノルウェー元首相のグロ・ハーレム・ブルントラント氏や、ヴァージン・グループの創設者で会長のリチャード・ブランソン氏など、現職の世界のリーダーや各国代表者らのスピーチを体感しました。また、SDGsを推進する「ヤングリーダーズ・イニシアティブ」 を率いるジャヤトマ・ウィクラマナヤケ国連ユース担当事務総長特使が、国連とOYW、ならびに世界を代表する企業と協業してSDGsに貢献する若手らの事業やプロジェクトを支援するためのプラットフォーム「Lead 2030」の進捗を発表するなど、グローバルな産学官連携の最新の取組にも触れることが出来ました。さらに本学の喜舎場さんが、全体セッションの一つ「One Young World 宗教間対話(One Young World Interfaith Dialogue)」において世界ユース代表の一人として選出され、現職のリーダーらと共に壇上にて参加しました。日本人として史上3人目となるステージ選出であり、本学として初の快挙です。
今年で第10回目となるOYWは、世界190ヶ国以上からおよそ2,000人が出席。2020年度はドイツ・ミュンヘン市で10月14日~17日に開催される予定です。
世界ユースサミット
「次世代リーダー・グローバルサミットOne Young World(OYW)」
2009年の世界経済フォーラム「通称ダボス会議」(World Economic Forum、本部:スイス・ジュネーブ)において宣言され、2010年イギリス・首都ロンドン市で開催されてから、年に一度、世界190カ国以上から各国を代表する次世代の若いリーダーたち(18~30歳)が一堂に会する世界最大級のサミットです。世界が直面する地球規模の課題に対し、世界的指導者達の下、次世代リーダーたちが連携して問題を解決するための全世界合同産官学連携の次世代リーダー育成プロジェクトとして、その規模とネットワークを急速に拡大し続けています。
サミット参加者は「OYWアンバサダー」の称号が授けられるとともに、世界中の約1万人の有能な若者たちと長年にわたる人脈を広げることができます。
OYWカウンセラーとして、ノーベル平和賞受賞者でグラミン銀行創設者のムハマド・ユヌス氏をはじめ、首相・大統領、政府関係者、米・フォーチュン誌が発表する世界の企業ランキング「フォーチュン 500」のリーディングカンパニー、文化・スポーツ界、メディア界、NGO、起業家やアーティストなど、さまざまな分野を代表する世界的指導者や著名人などが支援しています。
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