高岡琢真(環境理工学部)

氏名 高岡琢真
所属 環境理工学部 環境デザイン工学科
宿舎 国際学生シェアハウス
入居期間 2019年4月~2021年3月

応募した理由

私が国際学生シェアハウスへの入居を希望した一番の理由は、留学生と過ごす日常生活の中で語学力の向上ができたらいいなと思ったからです。私は2019年3月に1か月ほど短期語学研修としてアイルランドに行っていたこともあって、せっかく英語漬けの日々に慣れてきたところで留学期間が終わってしまい、また日本語だけの生活に戻ってしまうのは惜しいという思いもありました。自身の語学力に自信があったわけでは全くなく、正直不安な気持ちの方が大きかったですが、「留学生とシェアハウス生活を送る機会なんてそう滅多にないし、せっかくならチャレンジしてみよう」と思い、思い切って応募しました。

シェアハウスでの生活で経験したこと

私はシェアハウスでの生活が今年で2年目になりますが、特に1年目の去年は大変なこともありました。私はこれまでに6人のルームメイトと生活をしてきました。彼らの出身地も違えば、話す言葉も違うし、生活スタイルも考え方も大きく異なります。そのようなルームメイトたちと生活をしていく中で小さなトラブルが起きることもあって、どうすればうまく思いが伝わるか、どうすればもっとみんなが気持ちよく生活できるのかということを考えていました。1人暮らしでは決して考えないようなこともあって正直大変ではありましたが、毎日少しずつでもルームメイトと中を深めていくことができている実感がした時はとても嬉しかったのを覚えています。

入居する前は思ってもいませんでしたが、シェアハウスでの生活を通して、意外にも日本について学ぶことも多くありました。留学生から日本の文化について聞かれることも多く、その度にいろいろ調べ初めて知ることもありました。最近中国から来たユニットメイトは演歌が好きで、僕の知らないような演歌や演歌歌手を教えてくれます。また、海外における日本や日本人のイメージなど留学生に日本のことについて質問してみると、日本で生活しているときには感じなかった新しい日本のイメージを聞くこともできました。日本で20年間生きてきた中で当たり前だと思っていたことも留学生からすれば当たり前ではなくて、以前敬語という概念がない留学生に「日本人が年上の人を敬うのはなぜ?」と聞かれたときは返答に困りました。「そういうものだから」と思ってきたけれど考えてみれば確かになんでなんだろう、と考える機会があることもシェアハウスでの生活のいいところだと思っています。

大変なことも多いですが、シェアハウスに住んで本当に良かったと思います。シェアハウスに住むという選択をしなければ出会うことがなかった留学生や岡大生と交流をもつことができたし、何よりそんな人たちと過ごす毎日が楽しくて、勇気を出して応募して正解だったなと思います。

後輩へのメッセージ

もしほんの少しでもシェアハウスでの生活に興味があれば、ぜひ思い切って挑戦してみてください。今年はコロナという影響もあって新しい出会いや交流がいつもより少ないような気がしていますが、シェアハウスでの生活ではいろんな国や地域からやってきた留学生、優しくて気さくな日本人入居者のみなさんと充実した生活が送れます。大学生の今、シェアハウスでの生活というかけがえのない思い出を作ってみませんか?