塩見裕希乃(自然科学研究科)

氏名 塩見裕希乃
所属 自然科学研究科
宿舎 国際学生シェアハウス
入居期間 2020年4月~2023年3月



応募したきっかけ

大学3年次にイギリスに留学に半年行きました。その際、契約していた下宿先を解約していたので、残りの学生生活を送るための部屋を探していた時にシェアハウス入寮学生の募集がありました。留学先でトラブルにあった時に現地の学生が助けてくれたことを思い出し、今度は自分が日本に留学に来た学生が快適に過ごせるよう近いところでサポートができればと思い、応募しました。

学んだこと

私はもともと海外に住んでいたこともあり、様々な人と触れ合う機会に恵まれていました。そのため、シェアハウスでの生活にさほど不安はありませんでした。でも、実際に共に生活してみると文化や慣習の違いにより、モヤッとすることが多かったです。また、その気持ちをしっかり伝えるにしても英語で伝えなければならないため、伝え方によっては傷つけてしまうのではないかと思う場面にも多く出会いました。それでも勇気をもってその「気持ち」を伝えたことで、お互いが気持ちよく住むためへの一歩になりました。
文化や慣習の違いにより相違が出てしまうことは仕方ないことです。しかし、それをそのままで「仕方ない」で片づけてしまうのではなく、それをどのように対処すべきなのかを考える「問題解決能力」を生活の中で見出せたと感じました。

経験したこと

留学に来る学生の中には日本語または英語が堪能な方もいれば、どちらも苦手という方も少なくはありません。そういう場合、問題になるのは言語の壁によってコミュニケーションが取れないことです。はじめの頃はなるべく電子機器を使わずにしゃべることを心掛けてはいましたが、次第にこれは言語の試験やテストではないのだからよりスムーズに会話するために少々の電子機器(主にスマホ)の使用でコミュニケーションが楽になると感じることが多くありました。
確かに、言語力・コミュニケーション能力の向上にそういう類のものを用いることは良くないとされていますが、それ以上に、特に私が入寮したのがコロナ禍が始まってからなので、ここで生活を送る中、相手に手短に物事を伝える方法を学ぶ機会にもなりました。写真は、友人が作ってくれた夕食です。

後輩へのメッセージ

言語力の向上は勿論のこと、異文化をより身近に感じることができるのがここ、国際学生シェアハウスだと思います。また、住んでいく中で課題・問題が多く出てくるとは思いますが、それを乗り越えるだけの能力を身に着けることができる環境でもあります。是非、新しいことに挑戦する第一歩としてシェアハウスに入寮してみてください。